椅子の張り替えのこと
フィネスタルトではそれぞれの椅子に合わせてファブリックを選び、
末永くお使いいただけるよう張り替えを行っています。
比較的作業の簡単な椅子などは弊店で行いますが、
張りぐるみのソファなどは張り替え業者さんに依頼しております。
張り替えをお考えの際、イメージのご参考になればと思います。
こちらはフランスの肘掛け椅子。
現在張り替え中です。
↓画像はフランスで買い付け時の状態です。
この雰囲気もとても素敵なのですが、座面にへたり、汚れもありました。
古い布地は大切に洗って保管しています。
こちらは塗装を剥離した後。少しイメージが変わってきましたか。。。
全体的に軽やかな印象の仕上がりにしたいと思います。
仕上がりのイメージを決めたら、徐々に作業を進めていきます。
仕上がりのイメージを決めたら、徐々に作業を進めていきます。
リネン生地を使い、椅子用の材料を詰めて新たに張り替えていきます。
座面、背面の二カ所、肘の部分を張っていきます。
生地のカットは慎重です。
末永くお使いいただけるよう丁寧に留めていきます。
椅子の仕上げ方法は色々とバリエーションがありますので、
ここでご紹介を。
ここでご紹介を。
■連結鋲仕上げ
■共布鋲仕上げ
■共布亀甲鋲仕上げ
■共布菊鋲仕上げ
■ブレードテープ仕上げ(こちらは同系色を選んでいます)
■ブレード仕上げ(深い青に深緑の色合わせ)
■ブレードテープ仕上げ(リネン生地に合わせて選んでいます)
■ブレードテープ仕上げ(こちらは木部の黒に合わせ濃紺を選びました)
■ブレードテープ仕上げ(こちらは黒い布地に合わせ黒をセレクト)
■古釘仕上げ
■共布古釘仕上げ
■古釘裁ちっぱなし仕上げ
このほかにもパイピング仕上げ(当店ではできないため、要お見積もりとなります)
等いろいろとご要望に応じた仕上げが可能です。
等いろいろとご要望に応じた仕上げが可能です。
張り替えをご検討の際にはお気軽にご相談下さい。
ところで、古い椅子には現在見かけないものがあります。
いくつかご紹介します。
こちらはめずらしいセラミックの鋲。
一部取れてしまっている箇所もありますが、雰囲気があります。
刺繍生地にモケットのコンビネーション、そして連鋲。
現在と違いひとつひとつ打っているのだという事に時代の流れを感じます。

刺繍に、モケットその継ぎ目にパイピングを施し、連鋲仕上げ。
どれほど時間を掛けていたのか。。。凝っていますね。

大きさの違う鋲でアクセントを付けた仕上げ。
フランスらしい装飾的な仕上がりです。

古い椅子を見ていると色々と感慨深いものがあります。
張り替えをお考えの方は是非ご相談下さい。
ご希望に応じて仕上がるよう、打ち合わせさせていただきます。
さてさて、椅子の張り替えの続きはまた次回へ続きます。